愛知県の公立高校入試の国語の問題を見たことはありますか?
他の教科同様、試験時間は45分で22点満点の入試です。
国語はA日程・B日程ともに5教科の中で平均点が例年最も高い科目です。
しかし、国語の問題は説明文や小説、随筆など問題文以外の文章(本文)が長いため、短時間で内容を正確に判断する必要があります。
そこで、今回は短時間で内容を正確に掴むために、どんな勉強をしたら良いかご紹介します。
①長い文章を読めるようにする
当たり前だと言われるかもしれませんが、意外と長い文章を読めないという方は多いのです。
一行ずつ読む分には問題ないものの、話全体通して読んでいいるうちに最初のほうを忘れてしまう。
あるいは、読むことに集中しすぎて内容を理解できないまま読み進めてしまう。
そのため、何度も読み直さないと文章全体の意味が分からなくなって、本文を読むだけで試験時間の大半が過ぎてしまうということが起こります。
まずは、学校の教科書や短い物語でいいので、「ゆっくり」「なんでそうなったのか」「どういうことが起きたのか」を考えてみることから始めましょう。
②接続詞の意味を正しく覚える
接続詞とは、「だから」や「しかし」など、文と文をつなぐ働きを持つ言葉です。
小学校で「くっつき言葉」と教わった方もいるかもしれません。
「しかし」であれば、前に述べたことを否定したり、別な視点からとらえたりする働きがあります。
「つまり」であれば、これまでに書いてあることをまとめる働きがあります。
これらの接続詞がそれぞれどんな意味を持っているのか、まずはしっかり覚えましょう。
これは、高校生の国語の読解でも役に立ちますし、大人になってから誰かに何かを説明するときにも大変便利ですよ。
③物語の流れ・登場人物の立場、筆者の主張を自分なりにつかむ
小説では主人公だけでなく、その周囲の人物や情景など様々な記述があります。
随筆では筆者の感じたことが中心となって話が進むことも多いです。
説明文では、筆者が主張したい物事とその根拠も記載されます。
つまり、誰がどんなことをしたのか、どんなことを言いたいのか、何のためにそうしたのか、そういったことを問題を解く人は正しく読み取る必要があります。
そこが正しく読み取れれば、選択肢の中に同じような表現を探すだけで問題に正解できるのです。
他にも国語で重要な点はありますが、まずはこの3つが重要だと私は考えています。
どんな本を読んだらいいのか。どんな問題集を解けばいいのか。不安や疑問があれば相談してくださいね。
国語は解説を読むことも勉強の一つです。一緒に頑張りましょう!